IoTシステム技術検定 基礎の勉強時間は?
目安は約30時間。未経験なら6週間の計画で
- 公式の目安はありません。合格した人の体験談と解説サイトの目安を、もちこ道場が集めて平均すると約30時間でした。
- 人によって大きく違い、IoT や IT の知識がない人は約70時間、仕事の経験がある人は約20時間が目安です。
- 未経験なら、1週間に10〜12時間を6週間が1つの計画です。最後の週は60問・60分の模擬試験で仕上げます。
公式の目安はない
MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)は、勉強時間の目安を発表していません。そこで、もちこ道場で、合格した人の体験談と資格の解説サイトの目安をいくつか集めて平均しました。
短い人は約7時間、長い人は約100時間と、差がとても大きいのが特徴です。差が出るのは、IoT や通信、セキュリティの用語をもともと知っているかです。知らない用語が多いほど、テキストを読む時間と、似た用語を区別する練習の時間が増えます。
時間の使い方
試験は60問を60分で解きます。テキストを読むだけでは、選択肢の似た用語を時間内に見分けられません。時間の半分くらいは、問題を解いて、間違えた理由をテキストで確かめることに使うのがおすすめです。
| 段階 | やること | 時間の割合の目安 |
|---|---|---|
| 読む | 公式テキストの全8章を1回通して読む | 3割 |
| 解く | 章ごとに問題を解き、間違えた選択肢を確かめる | 5割 |
| 仕上げる | 60問・60分の模擬試験と、苦手な章の解き直し | 2割 |
未経験の人の6週間の計画
IoT や IT の知識がない社会人・学生が、約70時間を6週間に分けた例です。1週間に10〜12時間(平日1時間、休日に3〜4時間)を想定しています。
| 週 | 読む章 | やること |
|---|---|---|
| 1週目 | 第1〜2章 | IoT の全体像とエコシステムを読み、章ごとに問題を解く |
| 2週目 | 第3〜4章 | デバイスと応用システム。用語をノートにまとめる |
| 3週目 | 第5章 | 通信方式。規格の名前と特徴をセットで覚える |
| 4週目 | 第6〜7章 | データ活用と情報セキュリティ。攻撃の種類を区別する |
| 5週目 | 第8章・全体 | ビジネスモデル。全章の間違えた問題を解き直す |
| 6週目 | 仕上げ | 60問・60分を2回以上。7割に届かない章を解き直す |
仕事で IT の経験がある人は、1〜2週目を1週間にまとめ、通信方式とセキュリティに時間を回すと効率よく進められます。
計画どおりに進めるコツ
- 先に試験日を決めすぎない。申し込んだあとはキャンセルできません。5週目の時点で、章ごとの問題がどのくらい解けるかを見てから決めると安心です。
- 毎日少しでも問題を解く。用語は、時間をあけると忘れます。平日は10問だけでも続けると、休日の勉強が進みます。
- 学生は、授業の空き時間を使う。1問約1分の試験なので、短い時間でも問題を解く練習ができます。
遅れたときは、読むのを後回しにして、問題を解いて間違えたところだけテキストを読む進め方に切り替えると、時間を取り戻しやすくなります。
第1章の問題を2問、解いてみる
もちこ道場の第1章(無料体験)の問題です。演習画面と同じ解説(図解・選択肢ごとの解説)を付けています。
問1
基本的なIoTシステムは、クラウドなどの上に作られた仮想的な空間と現実の空間を、データの循環によって効果的に融合させる仕組みである1を構成しています。
答えと解説を見る
正解は 2(CPS)です。
【概要】
CPSは、クラウド上に作られたサイバー空間と工場などの実空間とをデータの循環で結び付け、効果的に融合させる仕組みである。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. BaaSあなたの解答 BaaSはユーザ管理や認証などスマートデバイスのバックエンド機能を提供するクラウド環境で、空間の融合を表さない。
- 2. CPS正解あなたの解答 CPSはCyber Physical Systemの略で、IoTデバイス側の現実世界とクラウド側の仮想空間をつなぐ。
- 3. SoSあなたの解答 SoSは、単独で動作する複数のシステムからなるシステムも1つのシステムとみなす考え方で、システム連携の発想を表す。
- 4. M2Mあなたの解答 M2Mは、機械同士が人を介さず通信して自律制御するシステムで、仮想空間と現実空間の融合までは表さない。
問2
標準的なIoTシステムの構成要素の中で、IoTデバイスから届いたデータをIoTサーバへ送信したり、逆にサーバからデバイスへのデータを中継処理したりする役割を担うものを1といいます。
答えと解説を見る
正解は 3(IoTゲートウェイ)です。
【概要】
標準的なIoTシステムはデバイス・ゲートウェイ・サーバという3つのIoT要素からなり、ゲートウェイはデバイスとサーバの間でデータを中継する。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. IoTサーバあなたの解答 IoTサーバは収集データをクラウド上に蓄積・保管し、加工や分析を行う要素であり、中継を担うものではない。
- 2. データレイクあなたの解答 データレイクは多様なデータをそのままの形で蓄える保管場所を指し、デバイスとサーバの間の中継役ではない。
- 3. IoTゲートウェイ正解あなたの解答 IoTゲートウェイはデバイスとサーバの中間に位置し、両方向のデータを中継処理する役割を持つ。
- 4. エッジデバイスあなたの解答 エッジデバイスはネットワークの端に置かれる機器を指す言葉で、標準構成で中継を担う要素の名称ではない。
第1章の90問は、登録なしでそのまま解けます。解説と図解も同じ形で付いています。
よくある質問
1週間で合格できますか?
IT や IoT の仕事の経験があり、用語になじみがある人なら、短い時間で合格した体験談もあります。ただ、未経験の人が1週間で全8章を読み、問題を解き、見直すのは難しいので、余裕のある計画をおすすめします。
勉強時間の目安はどうやって出したのですか?
合格した人の体験談と、資格の解説サイトに書かれている目安をもちこ道場がいくつか集めて平均しました。公式の目安ではありません。短い人は約7時間、長い人は約100時間と、人によって大きく違います。
試験日はいつ決めればいいですか?
第21回は、2026年11月20日〜2027年3月22日の中で、テストセンターの空いている日を選んで受けます(申し込みは2026年11月13日〜2027年3月15日)。計画を立てたら、模擬試験で7割を取れそうな時期に合わせて決めると無理がありません。
もちこ道場
章ごとの問題と本番形式の模擬試験で、合格の力を確かめる
公式テキストの全8章から作ったオリジナルの予想問題を、スマホ・PC で解ける Web 演習サービスです(運営者が作っています)。
500円
31日間・買い切り・自動更新なし
- 全8章 720問○
- 選択肢ごとの解説○
- 全問の解説に図解○
- 模擬試験(60問・60分)なし
1,000円
31日間・買い切り・自動更新なし
- 全8章 720問○
- 選択肢ごとの解説○
- 全問の解説に図解○
- 模擬試験(60問・60分)○
無料体験は登録不要です。
次に読む
IoTシステム技術検定 基礎の合格点(合格基準)は公開されていません。公表されている合格率68.5%から難しさを読み、60問のうち何問を目標に勉強すればよいかをまとめました。
IoTシステム技術検定 基礎の合格率は68.5%(2024年3月の資料)で、中級の68.0%とほぼ同じです。MCPC のほかの検定と比べた難しさと、難しく感じる理由をまとめました。
IoTシステム技術検定 基礎の公式テキストは『IoT技術テキスト 基礎編 改訂4版』(2026年3月発売)です。改訂3版との違い、中級のテキストとの取り違えに気をつける点をまとめました。
ほかの資格の勉強時間: モバイルシステム技術検定2級 ・ IoTシステム技術検定 中級 ・ モバイル技術基礎検定 ・ スマートフォン・モバイル実務検定 ・ アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験Lv.1
試験の日程・受験料・合格率などの公式の情報は、2026年10月26日にMCPC の公式ページで確認しました。最新の情報は公式ページで確かめてください。