IoTシステム技術検定 基礎の過去問はある?
公開はサンプル問題7問だけ。代わりの練習法
- 過去問は公開されていません。MCPC の公式ページで公開されているのは、サンプル問題7問と解答(PDF)だけです。解説はありません。
- サンプル問題には、穴埋め(1か所)・穴埋め(組み合わせ)・誤った記述を選ぶの3つの形式がそろっていて、本番の形に慣れるのに役立ちます。
- 7問では全8章の範囲を確かめきれないので、公式テキストを章ごとに読み、章ごとに問題を解く練習で補います。
公式の過去問は公開されていない
IoTシステム技術検定 基礎を実施する MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)は、過去問を公開していません。公式ページで公開されているのは、次の2つだけです。
| 公開されているもの | 中身 |
|---|---|
| サンプル問題(PDF) | 7問。本番と同じ4択 |
| 解答(PDF) | 7問の正解の番号だけ。解説はない |
本番の試験の合格基準と解答も、非公開とされています。つまり、本番の問題を事前に見る方法はなく、手に入る公式の問題はサンプル問題の7問だけです。
サンプル問題から分かること
7問しかありませんが、本番と同じ形式がそろっているので、どんな問われ方をするのかがつかめます。
- 穴埋めが7問中6問を占めます。空欄に入る用語を選ぶ形なので、用語の名前と意味をセットで覚えているかが問われます。
- 組み合わせの問題は、2つの空欄の組を選ぶ形です。片方が分かっても、もう片方で迷う選択肢が並びます。
- 「不適切な記述を選ぶ」問題があるので、問題文の「適切」「不適切」を読み落とさないことが大切です。
- テーマは、IoT のしくみ、無線の通信方式、エナジーハーベスティング、AI(学習の方法)、セキュリティ対策など、テキストの複数の章にまたがります。
サンプル問題の PDF は、ファイルの情報では2017年10月に作られたもので、いまの公式テキストより前の内容も含まれます。形式に慣れるために使い、内容は公式テキストで確かめるのがよい使い方です。
過去問の代わりにできる練習
過去問がないので、自分で「本番に近い問題を解く機会」を作る必要があります。
- サンプル問題を、時間を計って解く: 7問を7分くらいで解き、形式と時間の感覚をつかみます。最初に1回、仕上げにもう1回解くと、伸びが分かります。
- 章を読むごとに、その章の問題を解く: 全8章から出るので、章ごとに問題で確かめます。章ごとの出題のポイントは「第5章 IoTにおける通信方式を知るの要点」のような章の要点の記事にまとめています。
- 本番と同じ60問・60分を通しで解く: 試験の前に一度は、時間を計って最後まで解き、1問約60秒のペースを体で覚えます。
間違えた問題は、正解だけでなく「ほかの選択肢がなぜ違うか」まで公式テキストで確かめると、似た用語が並ぶ選択肢に強くなります。
試験の範囲と難しさは「難易度は?合格率68.5%の読み方」、勉強の計画は「勉強時間の目安と週ごとの計画」にまとめています。
第1章の問題を2問、解いてみる
もちこ道場の第1章(無料体験)の問題です。演習画面と同じ解説(図解・選択肢ごとの解説)を付けています。
問1
現在の先行き不透明で変化の激しい社会情勢やビジネス業界を表す言葉として、変動・不確実・複雑・あいまいという4つの単語の頭文字をとった1の時代と呼ばれます。
答えと解説を見る
正解は 4(VUCA)です。
【概要】
VUCAは、急激な環境変化で先の予測が難しい状態を表す軍事用語に由来し、変化の激しい現在の社会やビジネスの状況にも使われる。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. GAFAMあなたの解答 GAFAMは代表的な巨大IT企業の頭文字を並べた呼び名で、社会情勢の不透明さを表す言葉ではない。
- 2. PDCAあなたの解答 PDCAは計画・実行・評価・改善を繰り返して業務を改善する手法であり、時代の特徴を表す言葉ではない。
- 3. SWOTあなたの解答 SWOTは強み・弱み・機会・脅威の4要素で自社の状況を分析する手法であり、時代の特徴を表す言葉ではない。
- 4. VUCA正解あなたの解答 VUCAは、変動・不確実・複雑・あいまいの4語の頭文字をとった言葉で、DXで解くべき課題の環境と似た状態を表す。
問2
1980年代に起こった第2次AIブームの中心となったのは、専門家の知識に基づく推論計算によって問題を解決しようとする1でした。
答えと解説を見る
正解は 4(エキスパートシステム)です。
【概要】
第2次AIブームは1980年代に起こり、専門家の知識をもとに推論計算で問題を解くエキスパートシステムが中心となった。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. 深層学習あなたの解答 深層学習はディープラーニングとも呼ばれ、2012年の画像認識コンペを機に第3次AIブームをもたらした技術である。
- 2. 機械学習あなたの解答 機械学習は大量のデータから学習して分類や予測を行う手法で、ビッグデータを活用して能力を高めてきた。
- 3. 生成AIあなたの解答 生成AIは近年急速に普及し、その社会経済への影響から第4次AIブームの始まりとみる見解もある技術である。
- 4. エキスパートシステム正解あなたの解答 エキスパートシステムは専門家の知識に基づく推論で問題解決を図る手法で、第2次AIブームの中心となった。
第1章の90問は、登録なしでそのまま解けます。解説と図解も同じ形で付いています。
よくある質問
試験のあとに、本番の問題や解答は公開されますか?
公開されていません。MCPC の公式ページには、合格基準と解答は非公開と書かれています。本番の問題を見直せるのは、受けた人の記憶の中だけです。
サンプル問題は、いまのテキストの版に合っていますか?
サンプル問題の PDF は、ファイルの情報では2017年10月に作られたもので、いまの公式テキスト(改訂4版・2026年3月発売)より前のものです。形式に慣れるのには使えますが、内容は改訂4版のテキストで確かめてください。テキストの版は「公式テキストは改訂4版。改訂3版で受けても大丈夫?」にまとめています。
サンプル問題だけで合格できますか?
サンプル問題は7問しかなく、全8章の範囲を確かめきれません。サンプル問題で形式に慣れたら、章ごとに問題を解いて範囲を埋め、試験の前に本番と同じ60問・60分で通して解いておくと安心です。
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